RTX 5090 FE付属アダプターで電流の偏りを報告、接続方法と監視を確認

2026年10月8日 15:33

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記事提供元:Tech Times

(Matheus Bertelli/pexels.com)

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GeForce RTX 5090 Founders Edition(FE)の付属電源アダプターを使った測定で、8ピン側の導体間に電流差が報告された。電力上限を85%に設定したゲーム中の測定として関心を集めている。所有者が確認したいのは、電源ケーブルの接続方法と、使用する機器に備わる監視機能だ。

■付属アダプターで報告された測定値

中国のテックメディアMyDriversが10月5日に掲載したユーザー測定では、RTX 5090 FE付属の4系統8ピンから16ピンへの変換アダプターを調べた。NVIDIA Appで電力上限を85%に設定し、「サイバーパンク2077」をウルトラ設定、レイトレーシングとDLAAを有効にして実行したという。

測定環境にはAMD Ryzen 9 7900X、32GBのDDR5メモリー、Corsair RM1200e電源、Samsung Odyssey G9ディスプレイを使用した。MyDriversによると、測定者はクランプ式電流計でアダプターの16 AWG導体を調べ、4つの8ピンプラグでそれぞれ異なる値を読み取った。

掲載された値は、プラグAの2本が11.73Aと8.40A、Bが10.96Aと7.26A、Cが11.55Aと7.03A、Dが10.39Aと8.08Aだった。同じプラグ内での差はCが最大の4.52Aとなる。これらは8ピン側の導体について報告された値であり、GPUに接続する16ピン側の各接点を測った値ではない。

■電流分布とコネクターの仕組み

並列につながる導体では、配線や接点の抵抗に差があると電流の分担も変わる。電力上限を下げれば流れる電流の総量を抑えられる一方、接続状態が同じままなら、抵抗の差に由来する偏りは残り得る。接点の発熱は電流の2乗と抵抗に比例するため、コネクターの装着状態も重要だ。

RTX 5090 FEの公称総グラフィックス電力は575W。NVIDIAの日本語版仕様には、付属アダプターを使う4本のPCIe 8ピンケーブル、または600W以上に対応するPCIe Gen 5ケーブル1本が電源接続方法として示されている。日本語版ユーザーガイドは、付属アダプターを使う際に電源から独立した専用8ピンケーブルを4本接続し、16ピンプラグを奥まで均等に差し込むよう案内している。

12V-2×6は、従来の12VHPWRから電力用端子と信号用端子の長さを見直したコネクターだ。信号用端子を短くすることで、差し込みが不十分な状態での通電を抑える設計になっている。こうした構造と併せ、個々の接点に流れる電流を監視する製品も登場している。

■監視機能とケーブルの選択

ASUSは「ROG Astral GeForce RTX 5090」のPower Detector+で、16ピンコネクターの6つの電力用ピンの電流を監視する機能を提供している。同社のサポート資料によると、いずれかのピンが9.2Aを超えた場合などに警告を表示する。コミュニティー製ソフトウェア「12VHPWR Guard」も、この機能に対応するカードの測定値を利用し、設定された電流が一定時間続いた際にPCをシャットダウンする。

周辺機器には、電流や温度を表示して警告するThermal GrizzlyのWireView Pro、温度上昇を検知してGPUの電力を抑えるCorsairのThermalProtectケーブルなどがある。監視する場所や警告後の動作は製品ごとに異なるため、利用する電源とグラフィックスカードへの対応を確認したい。

ケーブルを選ぶ際には、電源メーカーが指定する対応品を使い、グラフィックスカード側の案内も確認する必要がある。2026年9月には、電源付属の16ピンケーブルを使ったPNY製RTX 5090の保証申請が拒否されたとTom's Hardwareなどが報じた。保証の扱いは製品と販売条件によって異なるため、交換を検討する場合は対象製品の条件を確認するのが確実だ。

■過去の事例と今回の測定の位置づけ

16ピン電源コネクターの電流分布は、RTX 5090発売後も検証が続いている。Igor's Labは2025年、RTX 5090 FEなどのケーブルで電流分担に差が出る測定結果を公表した。Roman Hartung氏も同年、損傷したRTX 5090 FEの電源接続部を調査し、局所的な高温を示した。

2026年9月には、Hardware UnboxedがASUS製RTX 5090を使った試験で電源コネクターの高温を報告した。10月には、自作の電力分配モジュールをRTX 5090で試したユーザーの結果も報じられている。構成や測定箇所が異なるこれらの事例は、それぞれの条件を踏まえて読む必要がある。

今回の報告で示されたのは、付属アダプターの8ピン側で読み取られた導体間の差だ。RTX 5090 FEを使う場合は、NVIDIAが指定する独立したケーブルで接続し、16ピンプラグが確実に装着されているかを確認することが、まず実行できる対策となる。

元記事: RTX 5090 Adapter Cable Pushes Wire to 11.73A: Power Limit Cannot Fix Imbalance

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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