船舶シム「Seafarer: The Ship Sim」9月24日に正式発売、PS5・Xbox版も登場

2026年9月8日 12:25

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記事提供元:Tech Times

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船舶シミュレーションゲーム「Seafarer: The Ship Sim」は2026年9月24日、Steamの早期アクセスを終了して正式版へ移行する。同日にはPlayStation 5版とXbox Series X|S版も発売される。

PS5版は日本のPlayStation Storeで5720円。予約購入者には、追加船舶2隻、ドローン、コスチューム2種類を収録する「Voyager Pack」が付属する。Xbox Series X|S版の米国価格は34.99ドルと案内されている。

PC版のSteam国内通常価格は現在2800円で、9月18日までは40%引きの1680円で販売されている。9月24日の正式発売に合わせ、米国価格は24.99ドルから29.99ドルへ引き上げられる予定だが、正式版の日本価格は現時点で確認できない。

■二つの波浪スペクトルを使った海洋表現

本作は、Unreal Engine 5とNVIDIA WaveWorks 2.0を利用して海面や波を表現する。NVIDIAによると、WaveWorks 2.0は風浪を表す二つのJONSWAPスペクトルを組み合わせられる海洋シミュレーション技術である。

JONSWAPスペクトルは、風で生じる波のエネルギーが周波数ごとにどのように分布するかを表すモデルだ。WaveWorks 2.0では、それぞれ風速や風向などの異なる条件を持つ二つのスペクトルを設定できる。これにより、付近の風が生む比較的短い波と、遠方から伝わる周期の長いうねりを重ねるといった海面表現が可能になる。

WaveWorksは、周波数領域で計算した波のデータを逆高速フーリエ変換によって空間領域へ変換し、描画に利用できる水面の変位を生成する。DirectXやVulkanのコンピュートシェーダーを利用したGPU処理に対応するほか、CPUでシミュレーションを動かす経路も備える。

また、水面の物理ベースレンダリングに利用できる異方性反射データや、ゲーム内の物理演算に使う読み出し機能も提供する。グラフィックスを描画しないクライアント・サーバー向けの処理経路もWaveWorks 2.0自体には用意されている。

「Seafarer: The Ship Sim」では、この技術による波の表現に加え、天候や海流が航行に影響を与える。公式には操船を「分かりやすい」ものと位置付けており、専門的な操作を細部まで再現することよりも、仕事や船上作業を幅広く体験できる構成を採っている。

■船長としてキャリアを築くオープンワールド

本作は、北ヨーロッパをモデルにした広大なオープンワールドを舞台とする。プレイヤーは駆け出しの船長として、複数の港や勢力から仕事を引き受け、評判を高めながら船団を拡大していく。

仕事には、ばら積み貨物、コンテナ、液化天然ガスの輸送のほか、パトロール、救助、洋上での消火活動などがある。船上では操舵だけでなく、クレーン、放水装置、ドローン、救助用装備といった各種機器を扱う。

使用できる船は小型船から貨物船、タンカーまで幅広い。船名や船体の色、旗、ロゴを変更でき、キャリアの進行に応じて新たな船や地域、仕事が開放される。

ストーリー仕立てのキャンペーンでは、暗い過去を抱えるベテラン船長テディの物語が描かれる。妨害や海賊行為、過去の秘密をめぐる事件を通じて、罪、信頼、贖罪を主題とする海洋ミステリーが進んでいく。

■最大4人で同じ船を運航

2026年8月18日に配信された「Co-op Crew Update」では、最大4人の協力マルチプレイが追加された。プレイヤーは同じ船に乗り込み、操舵や貨物の積み降ろし、消火、救助といった作業を分担できる。

コンテナ輸送では、クレーンを操作するプレイヤーと固定具を扱うプレイヤーに分かれるなど、作業内容に応じた協力が可能だ。LNGやばら積み貨物の取引も追加され、自由貿易システムの対象が拡大した。

貨物作業は2人程度のクルーに適している一方、消火や救助では最大4人が同時に役割を持てる。例えば、1人が船を操縦し、ほかのプレイヤーが消火設備や救助用具を操作するといった分担ができる。

■PS5とXbox Series X|S版も9月24日発売

PS5版とXbox Series X|S版は、PC正式版と同じ9月24日に発売される。米国での希望小売価格は34.99ドル(約5390円、1ドル=154円換算)、欧州では34.99ユーロと案内されている。

PS5版は日本のPlayStation Storeにも掲載され、発売日は2026年9月24日と案内されている。オンラインマルチプレイにはPlayStation Plusへの加入が必要で、最大4人のオンラインプレイに対応する。

コンソール版を発売前に予約すると、「Voyager Pack」を追加料金なしで受け取れる。公式ストアの説明では、追加船舶2隻、ドローン、船長用コスチューム2種類が収録される。

PC版は正式発売に伴い、早期アクセス価格の24.99ドルから29.99ドルへ値上げされる予定だ。ただし、Steamでは時期によって割引販売が実施される場合があるため、実際の購入価格はストア上の表示を確認する必要がある。

■早期アクセス中に5回の大型アップデート

本作は2025年10月7日にSteamで早期アクセスを開始した。開発チームはプレイヤーからの意見を取り入れながら内容を拡充する方針を掲げ、その後約11カ月の間に5回の大型コンテンツアップデートを実施した。

「LNG & Bulk Update」では、大型コンテナ船Big Trip、ばら積み貨物船Bulk Willy、LNG船Nordic Duchessなどを追加し、コンテナ、ばら積み貨物、LNGに関連する作業を拡張した。

「Rescue Update」では、SalvationとGraceの2隻や救助活動を追加し、船舶検査のゲームプレイを改修した。「Immersion Update」ではキャンペーン序盤を作り直し、無線、デイリーチャレンジ、新たな映像演出などを導入した。

「Career Update」では、ミッションとは別に貨物を売買できる自由貿易システムや、従来の経験値とレベルに代わる評判システムを追加した。ドローンの運用や、新たなキャンペーン章も盛り込まれている。

5回目の「Co-op Crew Update」では最大4人の協力プレイを実装し、自由貿易システムにLNGとばら積み貨物を追加した。正式版では、早期アクセス版よりもゲーム世界、船舶、ミッションが拡充される予定である。

■Steamでは評価が分かれる

Steamのユーザーレビューは、2026年9月上旬時点で「賛否両論」となっている。ストアの集計は随時変動するが、全期間の好評率はおおむね64%前後で推移している。

ユーザーレビューでは、海や船舶の映像表現、仕事の種類、船の作り込みを評価する意見がある一方、操船の奥深さや動作の安定性、早期アクセス版としての完成度を課題として挙げる声も見られる。

公式サイトは本作の操船を「分かりやすい」と説明している。海面の映像表現には専門的なシミュレーション技術を採り入れつつ、ゲーム全体では操作の親しみやすさ、キャリアの進行、さまざまな船上作業を重視した作品といえる。

正式版移行後の評価は、追加コンテンツだけでなく、不具合修正や操作性、パフォーマンスがどこまで改善されるかにも左右されそうだ。購入を検討する場合は、正式版配信後のレビューや更新内容も確認したい。

元記事: Seafarer: Ship Sim Hits PS5 and Xbox Sep 24; PC Early Access Price Rises

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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