東レ、パーキンソン病ジスキネジア治療薬で米Immunisと独占ライセンス契約

2026年3月6日 07:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■創薬候補「TRK-820」を海外展開、米バイオ企業に開発権供与

 東レ<3402>(東証プライム)は3月5日、同社が開発した化合物「TRK-820(東レ開発番号)」について、米バイオ企業Immunis,Inc.とパーキンソン病に伴うジスキネジア治療薬の独占的ライセンス契約を締結したと発表した。今後、同化合物は開発コード「IMM02-KORA」として開発が進められる。契約によりImmunisは米国、カナダ、欧州連合および欧州自由貿易連合における開発・販売の独占的権利を取得する。

 同契約では、Immunisが東レに対して契約一時金と開発進捗に応じたマイルストンを支払うほか、製品上市後には売上高に応じたマイルストンおよびロイヤルティを支払う。世界保健機関(WHO)によると、パーキンソン病の有病率は過去25年間で約2倍に増加し、2019年時点で世界の患者数は850万人以上と推計される。治療に用いられるL-ドパの長期投与により、不随意運動であるジスキネジアが生じることがあり、新たな治療薬の開発が課題となっている。

 ImmunisはL-ドパ誘発性不随意運動を対象とした治療薬として「IMM02-KORA」の開発を進めており、2026年2月に米国食品医薬品局(FDA)へ第Ⅰ相臨床試験開始に向けたIND(臨床試験開始申請)を提出した。東レは創薬要素技術を生かした研究領域に資源を集中し、ベンチャー企業や製薬企業とのオープンイノベーションを通じて革新的新薬の創出を加速させる方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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