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ファルコHD、MSI検査キットに「胃癌治療選択」追加、10月15日から保険適用
■「切除不能進行・再発胃癌」での1次治療前検査が可能に
ファルコホールディングス<4671>(東証プライム)は10月15日、グループ中核会社のファルコバイオシステムズが製造販売する体外診断用医薬品「MSI検査キット(FALCO)」について、新たな使用目的「胃癌における治療選択の補助」が追加され、同日より保険適用となったと発表した。同キットは既に大腸癌やリンチ症候群などの診断・治療補助に用いられており、今回の保険適用拡大により、胃癌領域での免疫チェックポイント阻害剤と化学療法の併用治療選択に活用できるようになった。
同検査キットは、がん組織から抽出したゲノムDNA中のマイクロサテライト不安定性(MSI‐High)を検出し、ペムブロリズマブおよびニボルマブといった免疫療法薬の適応判定補助、ならびに化学療法選択の判断支援を行う。今回の承認により、切除不能進行・再発胃癌患者に対して1次治療前の段階でMSI検査を保険診療下で実施できる体制が整った。診療報酬上は「D004-2 悪性腫瘍遺伝子検査」に該当し、保険点数は2500点とされた。
同社は、同件によりがん個別化医療の進展と検査需要の拡大が見込まれるとしており、将来的な収益貢献を期待している。一方で、2026年3月期連結業績への影響については現在精査中とし、業績に影響が見込まれる場合は速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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