【株式市場】日経平均は653円安となり2日続落、円高に加え日銀の動向が気にされ様子見姿勢

2025年8月20日 16:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は4万2888円55銭(657円74銭安)、TOPIXは3098.91ポイント(17.72ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は19億1203万株

 8月20日(水)後場の東京株式市場は、円高と日銀の10月利上げ観測などが拭えない様子で半導体関連株などの重さが目立ち、ソニーグループ<6758>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)も13時頃にかけて一段軟化。中で、積水化学<4204>(東証プライム)が五洋建<1893>(東証プライム)との新素材など好感されて一段ジリ高、東洋水産<2875>(東証プライム)も新米高騰による即席めん好調予想などで一段と上げた。日経平均は13時頃にかけて一段と下げ822円安(4万2724円)まで下押し、その後は下げ止まったが大幅安で2日続落となった。

 後場は、大平洋金<5541>(東証プライム)や大阪チタニウム<5726>(東証プライム)が一段と上げニッケルやチタンの市況など材料視の様子。Speee<4499>(東証スタンダード)は一段と上げ金融庁の「ステーブルコイン」推進を材料視。同じくアステリア<3853>(東証プライム)やインタートレード<3747>(東証スタンダード)は連日ストップ高。AppBank<6177>(東証グロース)はAIソリューション開発に関する提携など材料視され3日連続ストップ高。CREAL<2998>(東証グロース)も一段と上げ認可受けた法に基づく最初のクラウドファンディング満額など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は19億1203万株(前引けは10億1497万株)、売買代金は4兆8849億円(同2兆5603億円)。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は708(前引けは668)銘柄、値下がり銘柄数は846(同864)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、食料品、陸運、鉱業、倉庫運輸(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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