豊田自動織機は13%安で始値をつけ反落模様、トヨタ不動産によるTOB価格1万6300円にサヤ寄せ

2025年6月4日 10:02

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■TOB成立後は株式上場を取りやめる予定、トヨタ自動車の株価はしっかり

 豊田自動織機<6201>(東証プライム)は6月4日、売り気配で始まり、午前9時15分に13%安の1万6000円(2400円安)で始値がついた。その後も反落模様で売買されている。3日15時30分、トヨタ不動産が今後設立する株式会社を通じて豊田自動織機の株式を取得することと、これに対する賛同の意などを表明したが、取得価格が1株1万6300円のため、これにサヤ寄せする形になっている。

 発表を総合すると、豊田自動織機へのTOB(株式公開買付)は12月に開始の見込み。トヨタ不動産と豊田章男氏が出資する新会社の傘下にTOBを目的とする特別目的会社(SPC)を置く。TOB成立後、豊田自動織機の株式は上場取りやめとなる予定。トヨタ自動車<7203>(東証プライム)の株価は2730.0円(55.0円高)で始まり堅調に推移している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】「貯蓄から投資へ」を後押しする高配当銘柄の魅力、証券・銀行株も安定運用の選択肢に(2025/05/16)
【株式市場特集】自己株式取得に高まる市場の期待、ETF買い終了後の「最後の防波堤」か(2025/05/26)
【株式市場特集】与野党一致の消費税減税政策、関連銘柄の投資機会が到来(2025/05/12)
【株式市場特集】年初来安値更新銘柄の決算に注目、リターン・リバーサルに期待(2025/04/28)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事