【株式市場】日経平均は113円高、円高の鈍化など受け底堅く3日ぶり反発

2025年2月27日 16:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8256円17銭(113円80銭高)、TOPIXは2736.25ポイント(19.85ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億124万株

 2月27日(木)後場の東京株式市場は、朝方の円高が鈍化傾向になったことなどで、前日比変わらずのゾーンで小動きだったホンダ<7267>(東証プライム)が15時頃から上げて高値引けなどと強含む銘柄が多く、日経平均は13時半頃に一時前場の下値を割ったものの持ち直して3日ぶりの反発となった。日本製鉄<5401>(東証プライム)は米社買収に仕切り直しの観測が出たが取引開始後に一段と強含んで推移し前日比反発。半導体株は一段軟化する銘柄もあったがソシオネクスト<6526>(東証プライム)は米GoogleAIとの提携など好感されて一段高。セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)は買収相手から伊藤忠<8001>(東証プライム)が離脱とされて朝から急落したが13時過ぎを安値に下げ止まる様子。三井住友FG<8316>(東証プライム)が高値引けなどメガバンクも一段強含んだ。

 後場は、ソースネクスト<4344>(東証プライム)が盛り返して前場の高値に迫り世界75言語の同時通訳ツールに期待継続。トナミHD<9070>(東証プライム)は日本郵政<6178>(東証プライム)グループによる買収を受け終日買い気配のままストップ高。ピーバンドットコム<3559>(東証スタンダード)は好決算で急騰した後の調整が「窓埋め」達成とされて買い再燃し急反発。アテクト<4241>(東証スタンダード)とサイフューズ<4892>(東証グロース)は3Dプリンターでの臓器製造が材料視され急伸。Smile Holdings<7084>(東証グロース)は今3月期末の初配当(1株95円)が好感され2日続けて終日買い気配のまま大引けストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億124万株(前引けは8億6183万株)、売買代金は4兆3399億円(同2兆1222億円)。プライム上場1639銘柄のうち、値上がり銘柄数は1222(前引けは1142)銘柄、値下がり銘柄数は389(同438)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、保険、輸送用機器、その他製品、倉庫運輸、鉱業、鉄鋼、機械、鉱業、卸売、銀行、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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