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あの世に旅立った愛猫が教えてくれた、シェアリングテクノロジーとはこんな会社
食品スーパー:ヤオコー(8279)との出会いは10数年前、住処を埼玉県所沢市に移したのがキッカケだった。酒肴を買いに通っているうちに、「パート社員にも年2回のボーナス」「年度末の賞与」を支払っていることを知った。ちなみに前期まで15期間「増収・増益」を続け、その長さは上場企業にあって第7位にランキングされている。
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そしてまた今回も、企業との意外な出会いを体験した。
今年で一緒に暮らして13年目になる愛猫が、2週間余り前から死と背中合わせの状態になった。痩せこけた。食事もとらなくなった。1日に一・二度、水をなめる程度。医師に相談しても「点滴を打つぐらいしかない」との反応。
「埼玉県所沢市でペットの葬儀を執り行ってくれる業者」を調べた。そんな中で「ペット110番」と出会った。ネット上の情報を読み進んでいくと、「上場企業が実施」とあった。
シェアリングテクノロジー(3989、東証グロース市場)。初めて知る上場会社だった。四季報の特色欄には「住まい関連トラブル対応のマッチングサイト運営」と記されていた。ちなみに業績欄の見出しは【快走】。業績欄も読んだ。がどこにも「ペットの葬儀」云々という記述には出会えなかった。ホームページを開いた。事業内容の項に「ペットの葬儀110番」とあった。
シェアリングテクノロジーは、生活関連の150余のアイテムの「困りごと」に対応するする企業。「ペット110番」の次には「(しょうじor襖などの)張替110番」と記されてあった。
そしてシェアリングテクノロジーの直属のスタッフが、直接ことに応じるわけではないことが分かった。全国のそれぞれの専門業者と提携し、業者がことにあたる。決して珍しい枠組みではない。ならば【快走】と銘打たれた収益動向は本当なのか。
コロナ禍に見舞われた2021年9月期以降は、「25.4%増収、営業利益3億9000万円計上」「40.6%増収、209.0%営業増益」「20.5%増収、44.3%営業増益、初配当15円実施」。そして今25年9月期は「14.6%増収(86億円)、11.7%営業増益(20億円)、15円増配30円配」計画。
生活関連のトラブルの多さなのか、対応不可の生活人の増加を示している証しなのか!?
本稿作成中の時価は800円台終盤、予想税引き後配当利回り2.7%余。好配当利回りを得て、旅立った愛猫に「三途の川の渡り賃」として花向けとして贈るべきか・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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