DDグループ 2024年2月期連結決算を発表、各段階利益が過去最高益で着地

2024年4月15日 12:11

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記事提供元:フィスコ

*12:11JST DDグループ---2024年2月期連結決算を発表、各段階利益が過去最高益で着地
DDグループ<3073>は12日、2024年2月期(23年3月-24年2月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.0%増の370.79億円、営業利益が32.43億円、経常利益が31.31億円、親会社株主に帰属する当期純利益が34.15億円となった。

2026年2月期を最終年度とする「新連結中期経営計画(2024年2月期~2026年2月期)」を2023年4月に公表し、経営理念である「お客様歓喜」のもと、「連結売上高400億円」「連結営業利益28億円」「ROE20%以上」の財務目標と共に、女性管理職比率20%以上など非財務目標を掲げ、経営ビジョンを創造的であり革新的であるブランドを創出する「ブランドカンパニーへ」と変更している。

飲食・アミューズメント事業の売上高は前年同期比17.8%増の347.29億円、セグメント利益は41.95億円となった。新型コロナウイルス感染症への行動制限が撤廃されたことで、経済活動は正常化に進み始め、都心部を中心に急激に人流が回復したことにより大幅な増益となった。中期経営計画の重点施策である「グループ経営力の強化」「LTVの最大化」の実現のため、同社グループによるIPコンテンツを活用するノウハウを生かしたコラボカフェ開催を実施するなど当社グループ間の垣根を越えた施策の実現や、LDVの最大化実現のため、BAGUS公式アプリをリニューアルし、ビリヤード・ダーツ・カラオケ業態とインターネットカフェ業態で、共通ポイントによる相互送客等の推進に努めた。

ホテル・不動産事業の売上高は前年同期比15.3%減の23.49億円、セグメント利益は同59.7%減の3.41億円となった。政府による全国旅行支援の後押しも受け国内旅行の需要も継続して回復傾向にあるものの、エネルギー資源・原材料価格の高騰、円安の進行等もあり、依然として厳しい経営環境が続いているとしている。このような環境の中、神奈川県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染症の軽傷者の受け入れ施設としてホテルの一棟有償借り上げが1Q会計期間まで寄与し、需要が増加しているバイクコンテナ等が高い稼働率を保っていることから利益は計画通り推移した。

2025年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.8%増の380.47億円、営業利益が35.00億円、経常利益が33.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が24.80億円を見込んでおり、営業利益においては過去最高益を目論んでいる。《AS》

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