豪ドル週間見通し:下げ渋りか、3月雇用統計に注目

2024年4月13日 15:18

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記事提供元:フィスコ

*15:18JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、3月雇用統計に注目
■弱含み、中東情勢の悪化や株安を嫌気

今週の豪ドル・円は弱含み。日豪の金利差を意識した豪ドル買い・円売りが先行したが、米国の3月消費者物価指数の予想上振れを受けてリスク回避的な豪ドル売り・米ドル買いが優勢となった。米ドル・円相場は円安方向に振れたが、中東情勢の悪化が警戒されたことや株安を嫌気して週末前に豪ドル売り・円買いの取引が拡大した。取引レンジ:98円74銭-100円81銭。

■下げ渋りか、3月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は利下げを急がない姿勢を示すなかで、3月雇用統計が注目される。前回2月の改善からの堅調傾向が維持される場合は、利下げ期待後退で豪ドル買いに振れやすくなる。ただ、悪化した場合は利下げ期待が再燃し、豪ドル売りが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:3月雇用統計(2月:失業率3.7%、雇用者数増減+11.65万人)

予想レンジ:98円00銭-100円50銭《FA》

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