国内外の注目経済指標:日本のコアCPIの伸び率は鈍化する可能性

2024年2月24日 14:39

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記事提供元:フィスコ

*14:39JST 国内外の注目経済指標:日本のコアCPIの伸び率は鈍化する可能性
 

2月26日-3月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

■27日(火)午前8時30分発表予定
○(日)1月全国消費者物価コア指数-12月実績は前年比+2.3%
参考となる12月実績は前年比+2.3%にとどまり、2022年6月以来の低い伸び率となった。エネルギー価格の下落幅が拡大したことなどが要因。1月についてはエネルギー価格の下げ止まりや円安の影響などで伸び率は12月実績に近い水準となる可能性がある。

■27日(火)日本時間28日午前0時発表予定
○(米)2月CB消費者信頼感指数-予想は114.8
参考となる1月実績は114.8で12月実績を大幅に上回った。インフレ率の鈍化、今後の金利低下への期待、良好な雇用情勢を反映したようだ。2月については金利低下への期待が持続しており、1月実績に近い水準となる可能性がある。

■28日(水)午後10時30分発表予定
○(米)10-12月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率+3.3%
参考となる速報値は+3.3%で市場予想を上回った。改定値では各項目の修正幅は小さいと予想されており、成長率は速報値とほぼ同水準となる可能性が高い。

■29日(木)午後10時30分発表予定
○(米)1月コアPCE価格指数-予想は前年比+2.8%
参考となる12月実績は前年比+2.9%にとどまった。インフレ鈍化の傾向は続いており、1月についてはサービス価格の伸び率が鈍化していることから、12月実績を若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・2月26日(月):(米)1月新築住宅販売件数
・2月27日(火):(米)1月耐久財受注
・2月28日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表
・2月29日(木):(日)1月鉱工業生産、(独)2月消費者物価指数
・3月1日(金):(欧)2月ユーロ圏消費者物価指数、(米)2月ISM製造業景況指数《FA》

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