NY株式:NYダウは456ドル高、ハイテクがけん引

2024年2月23日 06:37

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記事提供元:フィスコ

*06:37JST NY株式:NYダウは456ドル高、ハイテクがけん引
米国株式市場は大幅上昇。ダウ平均は456.87ドル高の39,069.11ドル、ナスダックは460.75ポイント高の16,041.62で取引を終了した。

半導体エヌビディア(NVDA)の好決算を好感した買いが強まり、寄り付き後、上昇。その後も、投資家心理の改善でハイテクがけん引する形で続伸し、終日、堅調に推移。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。ダウは初の3万9000ドル台を達成。セクター別では半導体・同製造装置の上昇が目立った。

半導体のエヌビディア(NVDA)は昨日取引終了後に発表した第4四半期決算で同社が大半のシェアを占めている人工知能(AI)向け半導体の強い需要がけん引し売上高が過去最高を更新したほか、見通しも予想を上回り、大幅高。同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)なども連れ高となった。クルーズ船運営のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は見通し上方修正が好感され、上昇。同業のカーニバル(CCL)も買われた。

バイオのモデルナ(MRNA)は予想外の黒字計上を受け、大幅高。レストラン食品配達サービス会社のドアダッシュ(DASH)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、高級電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)は24年通期の生産見通し引き下げが嫌気され、下落。同業ルシド(LCID)も生産見通しが冴えず、全従業員の10%削減計画を発表し、売られた。

イベント会社のライブ・ネーション・エンタテインメント(LYV)は取引終了後に四半期決算を発表。コストが嵩み、営業利益見通しが期待に満たず、時間外取引で売られている。一方、デジタル決済会社のブロック(SQ)は予想を上回る結果が好感され、買われている。


(Horiko Capital Management LLC)《ST》

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