日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感が緩和

2024年1月18日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は18日、前日比-0.21(低下率1.02%)の20.45と低下した。なお、高値は20.82、安値は20.23。昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、今日の東京市場は売り急ぐ動きはなく、日経225先物は昨日の水準を上回って推移する時間が長かった。日経225先物は昨日までの続落で510円下落しており、高値警戒感がやや後退する一方、大幅下落に対する警戒感も意識された。こうした中、今日は日経225先物が下値の堅い展開となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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