広島市の「楽々園」にイオンタウンが新ショッピングセンター、2024年冬開業へ

2024年1月16日 16:54

印刷

イオンタウン楽々園の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)

イオンタウン楽々園の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)[写真拡大]

  • イオンタウン楽々園の開業イメージ(イオンタウン発表資料より)

 イオンタウンは、広島市の商業施設「ファミリータウン広電楽々園」に2024年冬、新ショッピングセンターの「イオンタウン楽々園」(広島市佐伯区楽々園)をオープンする。かつて遊園地があり、家族連れらでにぎわった場所を子どもからお年寄りまで多世代が集うにぎわい拠点に生まれ変える。

【こちらも】イオンタウン、広島の「楽々園」に商業施設計画 広島電鉄と土地賃貸借契約

 イオンタウン楽々園は、広島電鉄グループが経営している楽々園のうち、スーパーのマックスバリュ楽々園店、家電量販店のヤマダデンキテックランド佐伯店、もみじ銀行五日市支店を除く専門店棟、ホームセンター棟の跡地約2万平方メートルに整備される。土地は所有者の広島電鉄と賃貸借契約を結んでいる。

 施設は延べ床面積約2万2,000平方メートルで、駐車場、駐輪場各約400台分を備える。出店する店舗名は公表されていないが、「ハッピータイムガーデン楽々園」をコンセプトにスーパーやドラッグストア、飲食店、サービス店など約70店を集める計画。マックスバリュ楽々園店はイオンタウン楽々園内に移転する。

 旧楽々園は戦前、広島瓦斯電軌の電鉄部門が開発した楽々園遊園地が前身。その後、広島電鉄が事業を引き継いだが、戦前から戦後にかけて広島県を代表する行楽地として栄え、大勢の家族連れらを集めていた。1971年に遊園地が閉鎖されたあとは、広島電鉄グループが商業施設としているが、施設の老朽化で専門店棟、ホームセンター棟が2021~2022年に閉店している。

 現地は広島電鉄宮島線の楽々園駅から徒歩3分で、国道2号など周辺道路やJR山陽本線からのアクセスも良い。広島市に隣接する廿日市市の中心部も近く、イオンタウンは広島市西部のにぎわい拠点になり得るとして進出を決めた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事