米国株見通し:伸び悩みか、買い地合いも調整売り

2023年12月28日 11:49

印刷

記事提供元:フィスコ

*11:49JST 米国株見通し:伸び悩みか、買い地合いも調整売り
(11時30分現在)

S&P500先物      4,840.75(+7.25)
ナスダック100先物  17,151.75(+38.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


27日の主要3指数は堅調。前日終値付近を上回りナスダックとS&Pは4日続伸、ダウは111 ドル高の37656ドルと2日連続で上値を伸ばした。年末年始の休暇モードで手がかりは乏しく、積極的な売り買いは手控えられた。連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測で長期金利は低下し、全般的に買いが入りやすい地合いに。ただ、年末・四半期末・月末に向け利益確定や持ち高調整の売りが強まり、指数の一段の上昇を抑えた。


本日は伸び悩みか。年末年始休暇入りで引き続き材料難のため、動意の薄い展開が予想される。今週発表された住宅関連統計をはじめ足元の経済指標は低調な内容が目立ち、利下げ観測を後押し。金利安に振れれば買いが続くだろう。明日の取引最終日に向け調整の売りが出やすく、指数を下押しする場面もあろう。ハマスとイスラエルの紛争は長期化が見込まれており、地政学リスクを念頭に置いた売りも相場の過熱を抑制しそうだ。《TY》

関連記事