25日の中国本土市場概況:上海総合0.14%高で反発、印刷包装株が高い

2023年12月25日 17:21

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記事提供元:フィスコ

*17:21JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.14%高で反発、印刷包装株が高い
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比4.03ポイント(0.14%)高の2918.81ポイントと小反発した。


自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。中国のネット締め付けや、米中対立の激化などが引き続き嫌気されて、前場は続落したものの、後場にかけてプラス圏に転じている。ただ上値は重い。中国経済の先行き不透明感がくすぶっている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、印刷包装の上げが目立つ。包装材料の製造・販売する上海紫江企業(600210/SH)が0.2%高、タバコ商標印刷などの東峰集団(601515/SH)が3.6%高で引けた。


航空関連株もしっかり。航空エンジンの中国航発動力(600893/SH)が4.0%、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.1%、衛星製造の中国東方紅衛星(600118/SH)が0.6%ずつ上昇した。ほか非鉄金属、電子部品、石炭なども買われている。半面、ホテル・観光株、貿易株、製紙株はさえない。


外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.27ポイント(1.01%)安の222.95ポイント、深センB株指数が8.32ポイント(0.79%)高の1057.24ポイントで終了した。


香港市場はクリスマスで休場。27日から取引を再開する。

亜州リサーチ(株)《CS》

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