【株式市場】日経平均は284円高となり反発、後場はダレ模様だが中国景気関連株は一段強調

2023年12月15日 15:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万2970円55銭(284円30銭高)、TOPIXは2332.28ポイント(10.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し20億4405万株

 12月15日(金)後場の東京株式市場は、海運大手が一段ジリ高となり、中国の11月の工業生産高が予想を上回ったと伝えられたことなどが好感され、商船三井<9104>(東証プライム)と川崎汽船<9107>(東証プライム)は本日の高値引け。安川電機<6506>(東証プライム)やマキタ<6586>(東証プライム)も中国景気に敏感とされ一段ジリ高。一方、米金利低下観測などで前場活況高のソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は高値もみ合いに転じ、半導体関連株は高安混在。日経平均は前引けと同水準の390円高で始まり、13時頃からダレ模様に転じたが終盤まで上げ幅を保ち、大引けも280円高で前日比反発となった。

 後場は、ビジョナル<4194>(東証グロース)が13時半頃にかけて一段と上げ第1四半期決算を好感する買い旺盛。マネジメントソリューションズ<7033>(東証プライム)は10月決算の大幅増益と増配など好感され前後場とも気配値のまま値つかずで大引けまでストップ高気配。ANAP<3189>(東証スタンダード)は前場の高値を抜けなかったが大幅高のまま値を保ち円高は仕入れに追い風とされ期待継続。ケイブ<3760>(東証スタンダード)は子会社が出資する製作委員会による新規スマートフォンゲーム「メテオ(仮)」に関する情報更新が注目され一段上値を試し、笑美面<9237>(東証グロース)は10月決算の大幅増益と今期予想など好感され前後場とも気配値のまま値つかずで大引けまでストップ高気配。

 15日新規上場となったS&J<5599>(東証グロース)は、取引開始から6分後に1289円(公開価格は1320円)で初値をつけ、高値は前場の1316円、後場は売買交錯となり大引けは1192円だった。

 同じく魁力屋(かいりきや)<5891>(東証スタンダード)は取引開始から約1時間になる午前9時56分に1822円(公開価格1400円の30%高)で初値をつけ、高値は前場の1888円、後場は売買交錯となり大引けは1680円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し20億4405万株(前引けは8億1817万株)、売買代金は4兆9575億円(同2兆526億円)。プライム上場1661銘柄のうち、値上がり銘柄数は961(前引けは1017)銘柄、値下がり銘柄数は666(同594)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、機械、不動産、輸送用機器、ガラス土石、電気機器、金属製品、化学、繊維製品、卸売り、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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