ジャニーズ事務所が早くも迎えた「存続可能か?消滅か?」という「正念場」! (下)

2023年9月26日 16:25

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 22年10月、ジャニーズ事務所と決別した滝沢秀明氏は、半年後の23年3月に「TOBE」(トゥービー)を設立して、7月にはジャニーズを退所したばかりの平野紫耀と神宮寺勇太(元King & Prince)を加入させている。

【前回は】ジャニーズ事務所が早くも迎えた「存続可能か?消滅か?」という「正念場」! (上)

 滝沢氏はスケールを求めない趣旨の発言をしているが、現在の状況を考えれば方針を変更する可能性がない訳ではないだろうし、他にも移籍に相応しい事務所もあるだろう。ジャニーズ事務所がタレントに罪がないと本当に考えているのなら、気持ちよく送り出す度量を見せるべき時だ。

 10月2日にジャニーズ事務所が公表する今後の会社運営方針を注視しているのは、マスコミばかりではないから、もはや会社名の変更は不可避だ。藤島ジュリー景子氏が代表取締役を続けることも困難だろう。社会の反発を予期しながらも、未練たらしく代表権のない取締役として居座るかどうかが見ものだ。

 会社の株式を手放す決断は難しい。非上場会社だから社会的に認知された株価と言えるものがないから、適正な評価方法で株価を決定したとしても胡散臭さはつきまとうし、購入希望者が多ければ配分する割合を決定することも至難だ。

 新規上場が一番分かりやすいが、上場準備に年単位の時間がかかるだろうし、そもそも上場資格があるのかどうかという根本的な問題もある。

 いささか先走った話になるが、会社名を変更したとして、会社名(もしくは類似)をグループ名入れている関ジャニ∞やジャニーズWESTはどうするかという問題が出てくる。所属するメンバーにとっては、会社名が変更される以上のインパクトがある。

 会社名の変更というスケールに比べれば第三者にとって関心は低くなるが、メンバーやファンにとっては切実な問題だ。仮に新会社名が「東山事務所」になったとして、現「関ジャニ∞」が「関東山∞」になったり、「ジャニーズWEST」が「東山WEST」では洒落にもならないだろうが。

 元・光GENJIのメンバー候補だった(とされる)木山将吾(山崎正人)氏が、05年3月に出版した「SMAPへ~そしてすべてのジャニーズタレントへ」の中で、故ジャニー喜多川氏の破廉恥な行為を告発して既に18年を経過している。解決に向かうまでの期間が長すぎたことを言うまでもない。(記事:矢牧滋夫・記事一覧を見る

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