豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨に注目

2023年9月16日 14:25

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記事提供元:フィスコ

*14:25JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨に注目
■強含み、雇用者数増加などで豪ドル買い優勢に

今週の豪ドル・円は強含み。日本銀行による早期政策修正観測が再燃し、円買いが先行した。しかしながら、原油高による日本の貿易赤字拡大の思惑や8月豪雇用者数の増加を受けて、週後半はリスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:93円65銭-95円55銭。

■底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。8月雇用統計で雇用者数は市場予想を上回る増加となり、豪準備銀行(中央銀行)による追加利上げの可能性は消えていないことが意識されそうだ。リスク回避目的の豪ドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・18日:ブロック豪準備銀行新総裁就任
・19日:豪準備銀行9月理事会議事要旨

予想レンジ:94円00銭-96円00銭《FA》

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