スーパーのロピア、東北初出店が決定 8月下旬ヨドバシ仙台第2ビルに

2023年8月7日 07:57

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(画像: ヨドバシ建物の発表資料より)

(画像: ヨドバシ建物の発表資料より)[写真拡大]

 OICグループ(旧称ロピアホールディングス)が運営するスーパーのロピアが8月下旬、JR仙台駅東口のヨドバシ仙台第2ビル(仙台市宮城野区榴岡)に出店が決まった。ヨドバシ仙台第2ビルを運営するヨドバシ建物が明らかにしたもので、ロピアは低価格商品を中心に業績拡大を続け、本拠地の神奈川県など関東を主体に77店を運営しているが、東北地方への出店は初めてになる。

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 ロピアが出店するのは、ヨドバシ仙台第2ビルの3階。精肉店として創業した強みを持つ肉類だけでなく、青果や鮮魚、惣菜、グロッサリー、酒など豊富な品ぞろえとオリジナリティに富む商品を提供する。営業時間は午前10時から午後8時まで。

 ロピアは1971年、神奈川県藤沢市で精肉店の「肉の宝屋藤沢店」として創業した。スーパー事業には1994年から参入し、横浜市都筑区の港北ニュータウンで1号店の中川店を開設している。

 その後、しばらくは神奈川県を中心に関東地方で店舗展開していたが、2020年に大阪府寝屋川市に出店して近畿地方へ進出した。さらに2022年に岐阜県本巣市へ出店し中部地方、2023年には福岡市出店で九州へ初進出したのに加え、2023年に台湾の台中市出店で海外初進出を果たしている。今回の東北初進出で北海道、中四国、沖縄地方を除く全国に店舗網が広がる。

 店舗数の増加に伴い、売上高も右肩上がりで急成長している。2023年2月期決算の売上高は単体で2,695億円、グループ合計だと3,401億円に達する。2020年2月期の年商が1,595億円だったことから、3年で約1,000億円の売り上げを伸ばしたうえ、このところ、20%前後の高い売り上げの伸びを記録しており、急成長ぶりがスーパー業界の台風の目になっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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