感染症の次は紫外線対策 今年のUV対策のトレンドは「着る」と「日本酒」?

2023年4月29日 16:44

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記事提供元:エコノミックニュース

日本酒をつくる杜氏さんたちの肌が白くてきめ細かく綺麗なことは結構有名な話で、昔、酒蔵の女将さんたちは化粧水代わりに、日本酒をお肌につけていたという

日本酒をつくる杜氏さんたちの肌が白くてきめ細かく綺麗なことは結構有名な話で、昔、酒蔵の女将さんたちは化粧水代わりに、日本酒をお肌につけていたという[写真拡大]

 桜の季節が過ぎ、日ごとに暑さが増してきた。長引いた新型コロナウイルスの混乱もようやく終息に向かっており、3月13日からはマスクの着用も個人の判断が基本となったことなどもあって、今年の春は久し振りに観光地やレジャー施設なども多くの人出で賑わっている。まだまだ油断は禁物とはいえ、天気の良い日に自由に出かけられる幸せを感じている人も多いのではないだろうか。

 しかし、気をつけなければいけないのは感染症だけではない。これからの季節はとくに紫外線にも注意が必要だ。紫外線は、カルシウム代謝に関わるビタミンDを皮膚で合成するために適度に浴びる必要もあるが、強い紫外線を浴びすぎると、美容にも健康にも悪影響が出てしまう。日焼けやしわ、シミ等の原因となるだけでなく、長年浴び続けていると腫瘍や白内障等を引き起こす恐れも出てしまうのだ。

 最適な紫外線量には個人差があるので一概には言えないが、気象情報などで紫外線量を小まめにチェックして、紫外線対策を心掛けるようにしたい。ちなみに気象庁が観測したつくば市のデータを見ると、今年は4月の時点ですでに「非常に強い」紫外線が観測されている。このレベルの紫外線量になると、日中の外出は出来るだけ控え、外出する場合も長袖シャツや帽子を着用し、日焼け止めを利用して肌を守るようにしてほしい。

 そんな中、一般財団法人 日本気象協会は紫外線対策の啓発を目的に「紫外線対策 厳重注意前線」を開発。UVカットウエアを展開しているユニクロとともに“着る”紫外線対策をテーマにSNSなどを利用して情報発信を始めている。着るだけで紫外線を90%カットできるというユニクロのUVカットコレクションは人気を集めそうだ。

 着るだけではカバーできない顔や手などの紫外線対策も忘れてはならない。

 最近は、日焼け防止手袋などを使用する人も増えているが、手を洗ったり、作業をしたりする度にいちいち付け外すのも面倒だ。そこで活躍するのが、UVカットのハンドクリームだ。例えば、ナリス化粧品から発売されている「薬用ホワイト ハンドジェルクリーム UV」は、SPF32、PA+++というハンドクリームとしては十分なUVカット効果を持ちながらも、さらりと手肌になじむ心地よい使用感で人気を得ている。さらにメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防いでくれる美白有効成分も配合されているので、シーズン問わずに使い続けたいハンドクリームだ。

 そして、今シーズン最も注目されているUVカットコスメの一つが、白鶴酒造が展開している基礎化粧品「ドラマティックリペア」だ。白鶴酒造といえば日本を代表する老舗酒蔵。そんな白鶴が化粧品の開発をしていることを不思議に思う人もいるかもしれないが、これには納得の理由がある。実は、日本酒や酒粕には、麹や酵母の発酵により米から作られたアミノ酸やミネラルなど、肌を潤わせてくれる美肌成分が含まれているというのだ。日本酒をつくる杜氏さんたちの肌が白くてきめ細かく綺麗なことは結構有名な話で、昔、酒蔵の女将さんたちは化粧水代わりに、日本酒をお肌につけていたという。そこに目を付けた白鶴酒造が2006年に良質な「酒粕」「酒」「水」をベースにドラマティックリペアを開発。発売以来、美容に関心の高い女性たちの間で、肌を若く瑞々しく保ってくれる化粧品として人気を集めている。

 中でも、これからの季節に勧めたいのが、スキンケア発想の日焼け止め化粧下地「モイストCCクリーム」(SPF50+/PA++++)だ。「純米酒粕」「特別純米酒 山田錦」「六甲の自然水」の3つの蔵元成分と3つのうるおいサポート成分に加え、紫外線吸収剤フリーの、こだわりのノンケミカル処方なので、強い太陽の日射しの下でも、肌のうるおいを保ちながら紫外線をカットしてくれる。

 5月に新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行する予定とあって、これから夏にかけて旅行などを計画している人も多いのではないだろうか。感染症対策は軽くなっても、紫外線対策はしっかりと行って、ようやく訪れたウィズコロナ・アフターコロナを楽しんでほしい。(編集担当:藤原伊織)

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