今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に144円を挟んだ水準で推移する可能性

2023年3月1日 08:12

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記事提供元:フィスコ

*08:12JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に144円を挟んだ水準で推移する可能性
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、政策金利の引き上げなどによって148円40銭(2022/10/21)まで上昇。次回の欧州中央銀行(ECB)理事会で0.50ptの追加利上げが決定される見込みだが、政策金利は3月以降、長期間据え置きとなる可能性がある。ユーロ圏のインフレ見通しは引き続き不透明であり、政策金利の引き下げ時期については予断を許さない状況が続くとみられる。目先的にユーロ・円は主に144円を挟んだ水準で推移する可能性がある。

【ユーロ売り要因】
・ECBによる利上げは次回が最後となる可能性
・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大
・日銀は現行の金融緩和策を修正する可能性

【ユーロ買い要因】
・ECBによる追加利上げで日欧金利差拡大予想
・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの様相
・米国の利上げペースは減速《CS》

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