東京為替:ドル・円は下げ渋り、午後は円買い後退

2023年2月27日 17:02

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記事提供元:フィスコ

*17:02JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、午後は円買い後退

27日の東京市場でドル・円は下げ渋り。朝方に136円55銭を付けた後、国内勢による月末のドル売りで正午にかけて136円00銭まで値を下げた。ただ、日銀総裁候補が国会での質疑応答で緩和政策に理解を示したため、円買い後退でドルをサポートした。

・ユーロ・円は144円07銭から143円57銭まで下落。
・ユーロ・ドルは1.0560ドルから1.0532ドルまで値を下げた。

・17時時点:ドル・円134円80-90銭、ユーロ・円142円70-80銭
・日経平均株価:始値27,322.73円、高値27,456.22円、安値27,292.74円、終値27,423.96円(前日比29.52円安)

【経済指標】
・日・12月景気動向指数・先行改定値:97.2(速報値:97.2)

【要人発言】
・植田和男日銀総裁候補
「YCC見直しに必要な基調的インフレ率のもう一段の改善、具体的な数字は難しい」
「長期金利のコントロール対象年限の短期化、YCC見直しの1つのオプション」
「アベノミクス下の金融政策、妥当だった」
「金融緩和だけで物価が決まるわけではない」
「政府サイドで財政運営の信認が得られるような構造を作ることが重要」
「日銀は賃上げ実現に向けてより分かりやすい説明が重要」
「昨年来の物価高がコストプッシュ要因で、しばらく賃金に波及しなかった」《TY》

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