日経VI:低下、日銀イベント通過で警戒感は緩和

2023年2月24日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、日銀イベント通過で警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比-0.91(低下率5.20%)の16.59と低下した。なお、高値は17.40、安値は16.32。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では、次期日銀総裁候補の植田氏の所信聴取を受けた市場変動が警戒されたが、衆院での所信聴取後に日経225先物が上昇幅を広げる動きとなり、市場では安心感が広がった。一方、今晩発表される1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータへの警戒感は継続したものの、今日は株価が堅調で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは終日、22日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

関連記事