2月21日のNY為替概況

2023年2月22日 05:13

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記事提供元:フィスコ

*05:13JST 2月21日のNY為替概況

 21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円66銭から135円23銭まで上昇して引けた。

米2月製造業PMI速報値が予想を上回ったほか、同月サービス業PMI速報値が予想外に昨年6月来となる活動拡大域となる50台を回復したため米国経済が景気後退を免れ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが一段と長期化するとの見通しが強まり金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米1月中古住宅販売件数が前月から予想外の減少となったためドルは伸び悩んだ。


ユーロ・ドルは、1.0698ドルまで上昇後、1.0638ドルまで下落して引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が3月に50BP利上げの意向であることを再表明するとユーロ買いが優勢となった。その後、ドル買いに押された。

ユーロ・円は144円16銭まで上昇後、143円54銭へ反落。日欧金利差拡大観測に伴うユーロ買い・円売りが優勢となった。_NEW_LINE__
ポンド・ドルは、1.2065ドルへ弱含んだのち1.2147ドルまで上昇した。予想を上回った2月製造業・サービス業PMIを好感したポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは、0.9240フランから0.9283フランまで上昇した。


 

[経済指標]

・米・1月中古住宅販売件数:400万戸(予想:410万戸、12月:403万戸←402万戸)・米・2月製造業PMI速報値:47.8(予想:47.2、1月:46.9)・米・2月サービス業PMI速報値:50.5(予想:47.3、1月:46.8)・米・2月総合PMI速報値:50.2(予想:47.5、1月:46.8)《KY》

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