日経VI:低下、株価底堅く警戒感は緩和

2023年2月3日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、株価底堅く警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3日、前日比-0.17(低下率1.03%)の16.29と低下した。なお、高値は16.55、安値は16.09。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。日経225先物はこのところ膠着感の強い動きが続いているが、今日は取引開始後の売り買い一巡後に買い戻しの動きがやや強まり、底堅い動きとなる場面があった。これを受け、市場では保合い上放れの態勢に入りつつあるとの見方から、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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