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Intel、Eコアのみのモバイルプロセッサ「N」シリーズ発表
米Intelは3日、エントリー向けのモバイルプロセッサ「N」シリーズを発表した。タレコミにあるように、第12や13世代Coreプロセッサでは、高性能コアのPコアと、高効率コアのEコアで構成されているが、このうちのPコアを省き、Eコアのみで構成されている点が特徴。GPUも刷新され、N200ではPentium Silver N6000と比較して64%ほど高速になるという。Intel 7プロセスに基づいて製造されるとしている(PC Watch)。
あるAnonymous Coward 曰く、 インテルの第12世代COREプロセッサは高性能コアのPコアと、高効率コアのEコアで構成されている。PコアとEコアの間で実行しているプログラムを入れ替えることが可能なように、PコアとEコアは機能的には同等になっており、AVX-2がEコアでもサポートされていたり、PコアでもAVX-512のサポートがなかったりする。このように機能的にはPコアと同等のEコアであるが、性能的にも従来のAtomよりは強化されており、Skylakeに匹敵する性能を持つという話もある。
「Alder LakeのEコアはSkylake級の性能」は本当?Pコアを使わずベンチマークで検証という記事では、Skylakeの4コアのHyperThreading無効化したものと、第12世代COREプロセッサのEコア4コアだけでベンチマークを動かした場合を比較している。ベンチマークによってはEコアがSkylakeを上回る場合もあるが、残念ながら3DMarkのCPUテスト「CPU Profile」のスコアでは4コア4スレッド同士の比較では、EコアがSkylakeを33~36%も下回っており、Skylakeと同等とはいえなさそうだ。それでも従来のAtomからすれば、高性能といえるのではないだろうか。
前置きが長くなったが、このEコアだけで構成されたプロセッサがCESで発表された。従来のPentiuim/Celeronの名称が廃止され、Intel ProcessorとCore i3-Nプロセッサとなる。Eコア4コア構成のものと、8コア構成のものが登場する。最近人気のミニPCに搭載されれば、小型軽量で、そこそこの性能で使い勝手がよさそうだ。また次のSurface Go 4に搭載されれば、少し我慢すればメインマシンに使えるようになるかもしれない
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