日経平均VIは低下、FOMC通過で警戒感がひとまず後退

2022年12月15日 14:30

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記事提供元:フィスコ

*14:30JST 日経平均VIは低下、FOMC通過で警戒感がひとまず後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時30分現在、前日比-0.96(低下率5.61%)の16.15と低下している。なお、今日ここまでの高値は16.65、安値は15.99。

昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)を大きな波乱なく通過したことから、市場では安心感が広がりやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後、日経225先物は一時上げに転じるなど方向感の定まらない動きとなっているが、市場ではFOMC通過による安心感からボラティリティーの高まりを警戒するムードがひとまず後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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