ミロク情報サービスとオリックスは中小企業向けオンライン融資サービスで業務提携

2022年12月2日 11:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■会計事務所保有の会計データを活用した、新たな資金調達モデルを提供

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)とオリックス<8591>(東証プライム)は12月1日、会計事務所が保有する会計データ連携に関する業務提携を行い、12月1日から、MJSグループが提供するプラットフォームサービス『Hirameki7』で、中小企業向けオンライン融資サービスを開始すると発表。

 MJSは会計ソフトの提供およびMJSグループ企業を通じて、2022年7月から、中小企業が抱える顧客獲得や業務効率化、経営状態の健全化などの課題をデジタルで解決する統合型DXプラットフォームサービス『Hirameki7(ヒラメキセブン)』※1を提供している。

 オリックスは、2021年から、与信モデルや審査システムを金融機関へ提供するLaaS(Lending as a Service)事業を推進している。

 同提携により、MJSの会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro』を利用する会計事務所の顧問先企業(約50万社)は、『Hirameki7』を通じて、オリックスのオンライン融資サービスの利用が可能になる※2。

 同サービスは、会計事務所が保有する申し込み企業の会計データを、オリックスがMJSから提供を受け審査するため、「決算書」や「事業計画」の提出が不要である。また、「経営者保証ガイドライン」※3に従い、「代表者保証」や「担保」の提供も必要ない。手続きはすべてオンライン上で完結するため「契約書」への捺印などは不要であり、最短で即日融資を可能とするなど従来の事業性融資と異なる利便性を実現する。

※1=MJSの子会社トライベック株式会社がサービス提供。  2022年7月4日付リリース 統合型DXプラットフォーム「Hirameki7」を正式リリース

※2=当初はACELINK NX-Proを利用するミロク会計人会会員向けに提供し、今後、同製品を利用する会計事務所全ユーザーにサービスを拡大していく予定である。ACELINK NX-Proは、かんたんクラウド会計などのMJS製品の他、弥生、勘定奉行、PCA会計、会計王、JDLIBEXなどの各社会計ソフトと連携可能である。

※3=一般社団法人全国銀行協会 経営者保証ガイドライン (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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