後場の日経平均は126円安でスタート、三菱UFJやキーエンスなどが下落

2022年11月30日 13:01

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27901.47;-126.37TOPIX;1983.64;-9.33


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比126.37円安の27901.47円と、前引け(27858.16円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27860円~27920円のレンジで強含み。ドル・円は1ドル=138.70−80円と午前9時頃と同水準。アジア市況では、上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って堅調に推移。前日の米ハイテク株安を受けて、本日の東京市場では値がさ株を中心にハイテク・グロース株が軟調で、日経平均の28000円割れにつながっている。今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演や、明日以降の米国経済指標を前にした警戒感から、持ち高調整の売りも出ているもよう。一方、イベント前に持ち高を一方的に傾ける向きも少なく、後場は下げ渋る展開となっている。

 セクターでは精密機器、電気機器、サービスが下落率上位となっている一方、海運、鉄鋼、ゴム製品が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位ではソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>、HOYA<7741>、三井物産<8031>、日本電産<6594>などが大きく下落。一方、エーザイ<4523>のほか、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手、三菱重<7011>、川崎重<7012>、IHI<7013>の防衛関連のほか、大阪チタ<5726>、東邦チタニウム<5727>の上昇が目立っている。《CS》

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