三菱自動車、軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を初公開

　三菱自動車は4日、軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」をスペシャルサイトで初公開した。2023年度初夏に発売を予定している。この年は初代デリカ誕生から55周年だ。三菱の歴史を彩るデリカから、新たな派生車種の登場が決まった。

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　デリカミニは、「DAILY ADVENTURE」をデザインテーマとして、軽自動車とは思えない力強いビジュアルに仕上がっている。デリカ本来の走破性や居住性を、軽自動車に応用させた。国内で軽自動車やアウトドアレジャーの需要が高まるなか、デリカの軽自動車版には期待がかかりそうだ。

　スペシャルサイトでは、エクステリアが公開された。親しみやすい表情に加え、SUVらしくパワフルなポイントが見えてくるだろう。

　たとえばフロントでは、半円形のヘッドライトを採用。そこにはLEDポジションランプも含んでおり、愛嬌ある見た目だけでなく機能性も加えた。力強さと安心感を示すためのダイナミックシールドをベースとしており、愛らしくも堂々とした見た目に仕上がっている。

　SUVらしい走破性の表現のため、フロントとリヤのバンパー下部に対して、スキッドプレート形状を採用。アルミホイールは、ダークシルバー塗装で引き締め、タフネスとスタイリッシュの両立を目指している。ホイールアーチもブラックでまとめるなど、デリカ本来のかっこよさを軽自動車にも引き継ぐ形だ。

　ボディカラーでは、新色としてアッシュグリーンメタリックが登場した。街乗りからアウトドアまで幅広い場面になじむためだ。デリカミニに合わせた新開発色で、同車種を象徴するカラーとなるだろう。

　ほかにもフロントバンパーや、テールゲートガーニッシュに「DELICA」のロゴをあしらうなど、随所にオフロードモデルらしさが見られる。正式に発売まではまだ時間があるが、今からデリカミニに期待する人もいるだろう。