米国株見通し:下げ渋りか、金利高抑制なら株売り後退

2022年10月31日 13:58

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記事提供元:フィスコ

*13:58JST 米国株見通し:下げ渋りか、金利高抑制なら株売り後退
(13時50分現在)

S&P500先物      3,896.00(-5.1)
ナスダック100先物  11,525.70(-20.5)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。米長期金利はやや持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


28日の主要3指数は大幅高。序盤から上げ幅を拡大しほぼ高値で取引を終える展開で、6日続伸のダウは828ドル高の32861ドルで引けた。市場予想を上回った27日の7-9月国内総生産(GDP)が材料視され、この日も買い先行。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑で金利高は一服したが、業績が伸び悩んだアマゾンへの売りが強まった。半面、アップルは好調を維持し株価の急騰でハイテク関連をけん引した。


本日は下げ渋りか。国内景気の回復を好感した買いが先行し、強気相場は継続の見通し。明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の大幅利上げ継続は織り込み済みだが、FRBは次回12月以降に引き締めペースを緩める可能性があり、政策発表を見極める展開となりそうだ。長期金利の低下は想定しにくいものの、好業績のハイテク関連への買いが入りやすい。ただ、決算発表のピークを控え、調整の売り買いが中心とみる。《TY》

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