DHL、フィッシング詐欺で最も名前を使われたブランドに 2022年第3四半期

2022年10月31日 00:20

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記事提供元:スラド

DHLは6月末、同社を名乗るフィッシング詐欺の増加を注意喚起していたが、2022年第3四半期にフィッシングで名前を使われたブランドとなったそうだ(Check Point のブログ記事The Register の記事)。

Check Point の Brand Phishing Report によると、第 3 四半期は全世界のフィッシング試行のうち 22 % が DHL を名乗っていたという。2 位は Microsoft (16 %)、3 位は LinkedIn (11 %)。LinkedIn は第 1 四半期に 52 %第 2 四半期に 45 % と圧倒的な多さで 1 位になっていたが、第 3 四半期は大幅に減少した。なお、DHL は 2021 年第 4 四半期にも、第 1 四半期 ~ 第 3 四半期まで 1 位を占めていた Microsoft を抜いて 1 位 (23 %) となっている。

6 月末の DHL の注意喚起によれば、荷物が届けられなかったと主張して個人情報や支払情報の提供を求める電子メールが届いたら、ほぼ詐欺だと考えられるとのことだ。

個人的には Microsoftアカウントの Outlook メールで最近スパムフィルターを通過してくるフィッシングメールが急増してイライラしているが、ブランド名としては「Walmart」「Costco」「T-Mobile」あたりが目立つ。DHL はスパムフィルターがブロックしているのかどうかはわからないが、最近は見かけない。スラドの皆さんはいかがだろうか。 

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