日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感は広がらず

2022年10月27日 14:13

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記事提供元:フィスコ

*14:13JST 日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感は広がらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-0.31(低下率1.32%)の23.13と低下している。なお、今日ここまでの高値は23.23、安値は22.79。

昨日の米株式市場でダウ平均が小幅に上昇した一方、ナスダック総合指数は2%を超す下げとなった。こうした値動きを受け、今日の日経225先物は昨日と同水準で取引を開始した後に、やや軟調な動きとなっている。ただ、下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物が昨日までの3日続伸で540円上昇した後にしては底堅いとの見方から、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、今日の日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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