ローソン、買い物代行「PickGo」を実験導入 最短30分で配送

2022年10月1日 09:02

印刷

(画像: ローソンの発表資料より)

(画像: ローソンの発表資料より)[写真拡大]

 CBcloud(東京都千代田区)は、ローソンと共同で買い物代行サービスの実験導入を開始した。配送パートナーがローソンの商品をピックアップし、最短30分で自宅や職場へ届ける。サービス名称は「PickGo for LAWSON」として、9月28日から東京都・千葉県・埼玉県の33店で展開している。

【こちらも】コロナ禍の買い物、“テキパキ買い”の傾向強まる ワン・コンパス調査

 ユーザーはスマホのアプリで簡単に注文ができる。最寄り店舗を自動で検索し、配送パートナーとマッチング。注文品を最短30分で届ける。1回の利用料は一律480円(税込み)。

 24時間対応で、おにぎりやパン、弁当、菓子、酒類、日魚品など約570品目を届ける。商品を届けるのは、CBcloudが運営する配送プラットフォーム「PickGo」に登録している配送パートナー。

 体調不良で外出できない時や、仕事・子育てで忙しい時などの利用を想定している。重たい商品を自分で運べない時や、雨などで外出したくない時にも便利だ。

 「PickGo」は全国4万人以上の配送パートナーが登録している。機動力を活かして細かな配送を効率的かつスピーディーに行うことができるのが特徴。

 配送マッチング率は99.2%で、依頼から配車までの最短所要時間は56秒。登録している配送パートナーは軽貨物だけで4万台以上、一般貨物で1000社以上、バイクや自転車など二輪車も1万5000台以上ある。

 「PickGo」は多様な案件を大量に集め、配送パートナーに配送案件を提供する。配送パートナーは自身の都合にあわせて対応できる条件や時間を選択する。隙間時間を有効活用し、配送を手掛けることができる仕組みだ。消費者にとっても、利便性の高いラストマイル配送になっている。

 CBcloudは運行車両に広告を貼ることで、副収入を得られるCheer Driveとの実証実験も行っている。走行距離とリーチ数に応じて副収入が得られるもので、愛知県で8月1日から開始している。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事