日経VI:低下、株価堅調で警戒感緩和し20を下回る

2022年9月9日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感緩和し20を下回る
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比-0.57(低下率2.84%)の19.49と低下した。なお、高値は19.92、安値は19.25。昨日の米株式市場で主要指数が続伸したことなどから、市場心理は改善しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。午前の時間帯に日経225先物がやや伸び悩む場面があったが、その後は概ね底堅く推移したことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは終日、不安心理の高まった状態の基準とされる20を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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