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テラモーターズとエニカ、商業施設にEV充電インフラ無償提供へ カーシェア設置も
テラモーターズのテラチャージ(DeNA SOMPO Mobility発表資料より)[写真拡大]
DeNA SOMPO MobilityとTerra Motors(テラモーターズ)は、商業施設に電気自動車(EV)充電インフラを無償提供するとともに、新型EVによるカーシェアリングステーションの設置を推進する。世界主要国に比べ、後れを取っているEV充電インフラの不足を解消するきっかけにするのが狙いで、カーシェアリングの普及にもひと役買う方針。
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DeNA SOMPO Mobilityとテラモーターズが営業連携を進め、テラモーターズが商業施設にEV充電インフラの「Terra Charge(テラチャージ)」を無償提供。DeNA SOMPO Mobilityがその施設内で同社の「Anyca Official シェアカー(以下、エニカ)」のEVカーシェアステーション設置を提案する。
テラチャージは、EVの充電設備に加え、充電時間設定や料金決済をする専用アプリが一体になったシステム。設備の設置工事、ハード、ソフトの管理運営を含めたサービスとして、テラモーターズが2022年4月から推進している。
エニカはレンタカー型カーシェアリングサービスで、東京都と神奈川県を中心に約100のステーションで運営している。アプリ上で登録した運転免許証をかざして車を開錠し、誰とも対面せずに受け渡しできるほか、1時間からの短時間利用が可能になる。
全国の充電インフラ情報を掲載している情報サイト「GoGoEV」によると、全国の充電インフラは約2万2,000カ所(2022年8月23日現在)。2021年3月末のガソリンスタンド数約2万9,000店に近いところまで伸びてきたが、このうちの約1万4,000カ所は100ボルトまたは200ボルトの普通充電器。400キロワット時のバッテリーを80%程度まで充電するのに、200ボルト5時間以上必要になる。
400キロワット時のバッテリーを約40分で80%程度まで充電できる急速充電器が不足しており、今後のEV普及を考えると、早急な設置拡大が求められている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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