日経VI:小幅に上昇、株価堅調だが警戒感は払拭できず

2022年8月1日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:小幅に上昇、株価堅調だが警戒感は払拭できず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比+0.03(上昇率0.16%)の18.96と小幅に上昇した。なお、高値は19.76、安値は18.90。ソニーG<6758>など主力銘柄の一角の四半期決算が低調で、今後も続く企業決算への警戒感が強くなり、市場心理は悪化しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は取引開始時点ではやや買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。その後、日経225先物は一時下げに転じたが、その後はプラス圏で堅調に推移し、午後はさらに堅調な相場展開となった。こうした値動きを受け、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが徐々に緩和したものの警戒感は払拭できず、日経VIは先週末の水準を小幅に上回って本日を終えた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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