アイリッジ、フラーが開発リソース最適化プラットフォーム「Co-Assign」を採用

2022年7月21日 10:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■プロジェクト体制はスピーディーに職種を横断しチームを組成

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は、プロジェクト管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を目的として、企業のデジタル戦略構築からプロダクト開発・グロースまでワンチームで伴走支援する「デジタルパートナー事業」を手がけるフラー(新潟県新潟市)が開発リソース最適化プラットフォーム「Co-Assign」(コーアサイン)を導入したと発表した。

 フラーでは従来、エンジニア・デザイナー・プロジェクトマネージャーなどプロジェクト遂行に必要な職種の人材を一つのチームとする組織体制を取っていた。しかし、コロナ禍のデジタルマーケティング活況による事業成長を背景に、この2年で組織が急拡大。プロジェクトの増加やチーム内の人員増に加え、人材の教育・成長の観点から職能別組織へと体制の変更を2021年から検討を進めていた。

 しかし、職能別組織では職能を横断してプロジェクトにメンバーをアサインする際の調整に手間がかかるなどの課題があり、プロジェクトの安定遂行という視点からも組織体制の変更に踏み切れずにいた。同社ではこのような背景から、2021年12月からのトライアル利用を経て、この4月にCo-Assignを導入した。

 現在、開発に携わる約40名がCo-Assignを利用。管理対象のプロジェクトは約100件で、各プロジェクトマネージャーがCo-Assign上で要員計画を登録した上で、組織マネージャーが集約・一元化された情報をもとに、週次の定例会議でアサインの調整やメンバーの稼働予定の管理を実施している。

 そして、職種別の各組織でナレッジ共有やメンバーの成長を促進しつつ、プロジェクト体制はスピーディーに職種を横断してチームを組成。ハイブリッド型の組織体制をとっている。

 フラーでは、Co-Assignからエクスポートできる稼働予定データと外部の各種データ(労働時間、業務委託外注費用、プロジェクト売上等)を照らし合わせた予実分析が始まっており、今後はデータ分析による予実管理精度の向上効果も期待されるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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