米国株見通し:下げ渋りか、長期金利の低下なら買戻し

2022年7月6日 13:54

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記事提供元:フィスコ

*13:54JST 米国株見通し:下げ渋りか、長期金利の低下なら買戻し
(13時50分現在)

S&P500先物      3,827.60(-3.8)
ナスダック100先物  11,780.80(+0.9)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル安。NY原油先物(WTI)は持ち直し、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。


5日の主要3指数はまちまち。取引中盤以降は下げ幅を縮小し、ナスダックとS&Pはプラスに転じたが、ダウは129ドル安の30967ドルで取引を終えた。この日発表された製造業新規受注は予想を上回る伸びを示したものの、前週の消費者信頼感指数やISM製造業景況指数の予想外の悪化で景気減速を懸念した売りが先行した。ただ、長期金利の低下でハイテク関連が買われたほか、消費関連の割安感による押し目買いが相場を支えた。


本日は下げ渋りか。今晩発表のISM非製造業景況指数が製造業と同様、低調な内容ならリセッションへの警戒感から売り優勢となりそうだ。また、6月13-14日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は利上げ幅拡大などタカ派的なトーンとみられ、引き締めを嫌気した売りも見込まれる。ただ、市場のテーマがインフレから景気に移りつつあるなか、前日に続き長期金利の低下を背景とする買い戻しが指数の大幅低下を抑制しよう。《TY》

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