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日経VI:低下、株価上昇で警戒感後退
記事提供元:フィスコ
*16:00JST 日経VI:低下、株価上昇で警戒感後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比-0.35(低下率1.52%)の22.73と低下した。なお、高値は23.47、安値は22.54。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。ただ、景気の先行き不透明感が根強いことなどから、午前の中頃までは日経VIは先週末の水準を上回って推移した。一方、日経225先物は取引開始後にやや売りに押される場面があったものの、その後は朝方安かった米株先物が堅調な推移となったことや、香港や上海の中国株が大きく上げたこともあり、午前の中頃からは堅調な動きとなった。こうした株価の動きを受け、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは午前の中頃以降は、先週末の水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》
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