日経VI:低下、株価大幅高で警戒感後退

2022年6月21日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、株価大幅高で警戒感後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比-2.20(低下率8.40%)の24.00と低下した。なお、高値は25.34、安値は23.98。

日本経済新聞で設備投資の伸びが伝えられ、また、航空需要が予想よりも早く回復するとの見通しが発表されたことなどを受け、市場の雰囲気はやや明るさを取り戻した。こうした中、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は概ね堅調に推移したことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは低下幅を拡大する動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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