日経平均は454円安でスタート、日本郵船や東エレクなどが下落

2022年6月13日 09:19

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27369.66;-454.63TOPIX;1913.46;-29.63


[寄り付き概況]

 6月13日の日経平均は前週末比454.63円安の27369.66円と大幅続落でスタート。10日の米国市場でダウ平均は880.00ドル安の31392.79ドル、ナスダックは414.20ポイント安の11340.02で取引を終了。

5月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速を警戒し、寄り付きから大幅下落。6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75ptの利上げを織り込む売りが強まったほか、最新6月のミシガン大消費者マインドが過去最低に落ち込んだため成長鈍化懸念から一段と売りに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比525円安の27325円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はギャップダウンからのスタート。寄り付き後も下げ幅をさらに広げる展開となっている。先週末にメジャーSQを通過したことから需給は若干軽くなっていると見られ、「短期的な売り仕掛けの動きなども注意する必要がありそう」との指摘も聞かれている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、日本郵船<9101>、東エレク<8035>、ソニーグループ<6758>、レーザーテック<6920>、川崎汽船<9107>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>など主力処が全般下落する反面、三井ハイテック<6966>の上げが目立つ。業種別では、機械、電気機器、輸送用機器などが下落率上位で推移。《FA》

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