個別銘柄戦略:日本板硝子やミネベアミツミなどに注目

2022年5月31日 09:07

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記事提供元:フィスコ

*09:07JST 個別銘柄戦略:日本板硝子やミネベアミツミなどに注目
週明け30日の米国市場は祝日で休場。一方、欧州市場は総じて堅調だった。大阪取引所夜間取引の日経225先物は日中比80円安の27320円。為替は1ドル=127.70-80円。手掛かり材料難のなか、前日に急伸したレーザーテック<6920>やダイキン<6367>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>などの値がさ株に利益確定売りが出やすそうだ。ラクス<3923>やSHIFT<3697>などの中小型グロース(成長)株も反動安が想定される。半導体不足などを背景に世界の4月自動車生産の減少が確認されたことで、ホンダ<7267>や日産自<7201>などが改めて売り材料視される可能性もある。一方、欧州連合(EU)首脳がロシア産石油の一部禁輸で合意したと伝わっており、原油先物価格が更に上昇している。これを受けて、INPEX<1605>や三井物産<8031>などは前日の上昇率も小幅だったことで買いが入りやすいだろう。中国での自動車用ガラス事業について現地企業との統合が伝わった日本板硝子<5202>は、経営効率の改善が好感されそうだ。長期成長戦略を策定したジェイテックコーポレーション<3446>も注目されそうだ。ほか、レーティング格上げを受けてミネベアミツミ<6479>、マネーフォワード<3994>などに物色が向かうことが予想される。《FA》

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