【株式市場特集】2023年G7開催は広島が有力、本社広島県銘柄を調査

2022年5月20日 10:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議である「主要国首脳会議(G7サミット)」が、2023年に日本で開かれる。

■G7サミット「広島開催」現実味帯びる

 現時点で誘致に手を挙げているのは、名古屋市、広島市・県、福岡市・県で、6月末のドイツサミットまでには政府として判断するようだが、5月18日に公明党の山口那津男代表が、G7サミットの本会合を広島県、外相会合を長崎県で開くようもとめたと伝わっており、「広島開催」が現実味を帯びてきた。

 G7サミットは、時の首相の外交手腕をアピールできる絶好の機会、開催地にとっても知名度や魅力を向上させる好機だが、広島で開催されれば、核兵器廃絶に向け、核抑止力に依存しない安全保障政策への転換を促す契機になると期待されることから、広島にとって大きな意義がある。

 被爆地訪問にフランス、米国、英国の核保有国の首脳が難色を示すことも懸念されるが、開催地決定に際しては、現職の首相の意向が尊重されるため、岸田首相のお膝元である広島が優勢と言えるだろう。

■日本製鋼所は洞爺湖に続き広島でも注目度高まるか

 2008年7月7日から同9日まで開かれた北海道洞爺湖サミットでは、環境・エネルギー問題をテーマとして、北海道室蘭市に関連会社がある日本製鋼所<5631>(東証プライム)は大相場を示現したが、同社は広島市に製作所があり、広島開催となれば、注目度が高まる可能性はある。

 このほか、6月末の開催地決定までに広島県に本社がある銘柄もこの機会に調べておきたい。

【広島県に本社がある銘柄】

 福留ハム<2291>(東証スタンダード)、アスカネット<2438>(東証グロース)、やまみ<2820>(東証プライム)、アヲハタ<2830>(東証スタンダード)、あじかん<2907>(東証スタンダード)、自重堂<3597>(東証スタンダード)、マツオカコーポレーション<3611>(東証プライム)、データホライゾン<3628>(東証グロース)、戸田工業<4100>(東証プライム)、ダイキョーニシカワ<4246>(東証プライム)、ヤスハラケミカル<4957>(東証スタンダード)、西川ゴム工業<5161>(東証スタンダード)、リョービ<5851>(東証プライム)、中国工業<5974>(東証スタンダード)、アクアライン<6173>(東証グロース)、フェニックスバイオ<6190>(東証グロース)、横田製作所<6248>(東証スタンダード)、北川鉄工所<6317>(東証プライム)、ローツェ<6323>(東証プライム)、北川精機<6327>(東証スタンダード)、石井表記<6336>(東証スタンダード)、アドテック プラズマ テクノロジー<6668>(東証スタンダード)、内海造船<7018>(東証スタンダード)、マツダ<7261>(東証プライム)、ひろぎんホールディングス<7337>(東証プライム)、ポプラ<7601>(東証スタンダード)、ドリームベッド<7791>(東証スタンダード)、オービス<7827>(東証スタンダード)、ウッドワン<7898>(東証スタンダード)、研創<7939>(東証スタンダード)、エフピコ<7947>(東証プライム)、青山商事<8219>(東証プライム)、イズミ<8273>(東証プライム)、広島電鉄<9033>(東証スタンダード)、福山通運<9075>(東証プライム)、ポエック<9264>(東証スタンダード)、中国電力<9504>(東証プライム)、広島ガス<9535>(東証プライム)、コンセック<9895>(東証スタンダード)、アシードホールディングス<9959>(東証スタンダード)。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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