後場の日経平均は567円安でスタート、郵船や川崎汽船が下落

2022年5月19日 12:57

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記事提供元:フィスコ

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26343.44;-567.76TOPIX;1852.30;-32.39


[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比567.76円安の26343.44円と、前引け(26238.40円)から下げ幅を100円以上縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は26220円-26390円のレンジで後半にかけて強含む展開。ドル・円は1ドル=128.80-90円と朝方から60銭ほど円安・ドル高水準に傾いている。アジア市況は軟調だが、上海総合指数は寄り付きから下げ渋って前日終値近辺まで戻してきている。香港ハンセン指数は2%超下落しているが、こちらも午前中ごろから下げ幅を縮めてきている。前日の米株市場でNYダウが今年最大の下げ幅を記録するなど急落した米国株を嫌気して前場の日経平均は大幅安。一方、前場の東証株価指数(TOPIX)の下落率が2%を超えたことで、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑から後場は下げ渋ってスタート。時間外取引のナスダック100先物が上昇に転じてきていることも支援要因となり、後場は寄り付き後も戻りを試す展開が続いている。

 セクターでは海運、保険、輸送用機器を筆頭に全面安。東証プライム市場の売買代金上位では、郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>が大幅安。レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、日本電産<6594>、村田製<6981>のほか、トヨタ自<7203>、7&I-HD<3382>、ファーストリテ<9983>なども大きく下落している。一方、三菱重<7011>、ダブル・スコープ<6619>、JT<2914>が堅調に推移。《CS》

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