ファーストコーポレーションは22年5月期業績・配当予想を上方修正

2022年5月15日 12:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(業績修正速報)  ファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)は、5月13日の取引時間中に22年5月期業績(非連結)予想および配当予想の上方修正を発表した。前回予想に対して増収増益幅が拡大する見込みだ。完成工事高が順調に進捗し、不動産売上高が想定を上回ったことも寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。上方修正を評価して上値を試す展開を期待したい。

■22年5月期業績・配当予想を上方修正

 22年5月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが損益への影響なし)予想は、5月13日付で上方修正して、売上高が21年5月期比43.4%増の300億円、営業利益が12.8%増の18億80百万円、経常利益が15.2%増の18億53百万円、当期純利益が9.5%増の12億32百万円とした。

 前回予想(21年7月9日公表)に対して増収増益幅が拡大する見込みだ。特別損失に関係会社株式評価損37百万円を計上するが、前回予想に対して売上高は35億円、営業利益は1億60百万円、経常利益は1億53百万円、当期純利益は50百万円、それぞれ上回る見込みとなった。完成工事高が順調に進捗し、不動産売上高が想定を上回ったことも寄与する。

 なお5月12日に発表した受注実績(22年4月30日現在)は合計6件・108億41百万円となった。また5月13日には販売用不動産の売却(東京都墨田区、賃貸マンション、引渡日22年5月31日予定)も発表している。

 配当予想は5月13日付で期末1円上方修正して31円(期末一括)とした。21年5月期比では7円減配だが、21年5月期の38円(期末一括)には創業10周年記念配当10円が含まれているため、普通配当ベースでは3円増配となる。

■株価は上値試す

 株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。上方修正を評価して上値を試す展開を期待したい。5月13日の終値は781円、今期予想PER(上方修正後の会社予想のEPS102円62銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(上方修正後の会社予想の31円で算出)は約4.0%、そして時価総額は約104億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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