個別銘柄戦略:丸紅やラウンドワンなどに注目

2022年5月12日 09:13

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記事提供元:フィスコ


*09:13JST 個別銘柄戦略:丸紅やラウンドワンなどに注目
11日の米株式市場でNYダウは326.63ドル安の31834.11、ナスダック総合指数は373.43pt安の11364.24、シカゴ日経225先物は415円安の25835円。為替は1ドル=129.90-130.00円。米4月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、インフレピークアウト期待が後退。ナスダックやSOX指数が3%安と大幅に反落していることで、東京市場でもレーザーテック<6920>、三井ハイテック<6966>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>などのほか、ラクス<3923>、Sansan<4443>、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>などの高バリュエーション株の下落が予想される。また、円高・ドル安を受けてトヨタ自<7203>やデンソー<6902>などの自動車関連を中心に輸出企業も軟調となりそうだ。一方、原油先物相場の反発や業績予想の大幅上方修正を背景にINPEX<1605>には旺盛な物色が向かおう。前日のNYダウはハイテク株の重しで下落しているものの、中国での新型コロナ感染状況の改善に関する報道もあり、景気敏感株は相対的に底堅かった。このため、前日大幅高となった海運株の続伸や、足元で決算後の下落が目立っていた丸紅<8002>や三菱商事<8058>、住友商事<8053>といった商社株にも押し目買いが向かいそうだ。ほか、今期ガイダンスが市場予想を大きく上回ったラウンドワン<4680>やオリンパス<7733>も買われそうだ。《FA》

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