南アフリカランド円は、利上げを背景に上昇基調が継続しよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2022年4月1日 09:18

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記事提供元:フィスコ


*09:18JST 南アフリカランド円は、利上げを背景に上昇基調が継続しよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、利上げを背景に上昇基調が継続しよう』と述べています。

続けて、『南アフリカ準備銀行(中央銀行)は24日の会合で、政策金利を4.0%から4.25%に引き上げた。3会合連続の利上げ。金融政策委員会(MPC)のメンバー5人のうち決定を支持したのは3人で、残り2人は0.5ポイントの利上げを主張した』と伝えています。

また、『ロシアのウクライナ侵攻を原因とするインフレ圧力への対処などを理由に、2024年末までの利上げペースが加速することも示唆した。MPCが今後の指針として活用している予想モデルは今年末時点の金利を5.06%としており、1月の予想4.91%から上昇した。24年末時点の金利は6.68%と見込まれ、1月の6.55%から同様に引き上げられた』と解説しています。

さらに、『2月のロシアの軍事侵攻で資源価格が高騰し、景気の先行き不透明感が増す中、資源国通貨へ投資資金が流入している。南アフリカはロシアに次ぐパラジウムの生産国であり、この他にもプラチナ、ダイヤモンド、希少金属等が豊富に産出されるため、資源輸出を背景に貿易黒字が拡大し、通貨高を支援するという構図になっており、南アランド買いは継続しよう』と考察しています。

また、『利上げによりスワップポイントの増額も見込まれることから、個人投資家の買い人気を集めそうだ』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『8.20円~8.60円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月29日付「南アフリカランド円今週の予想(3月28日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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