25日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で続落、医療機器関連が安い

2022年3月25日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 25日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で続落、医療機器関連が安い
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比38.02ポイント(1.17%)安の3212.24ポイント(上海A株指数は1.17%安の3366.68ポイント)と続落した。


中国景気の持ち直し期待で、前場は下げ渋る場面がみられたものの、引けにかけて下げ幅を拡大した。対露制裁の拡大に伴う世界経済に対する悪影響や米中対立の激化が懸念されている。対露制裁が中国に及ぶとの不安もくすぶった。EUの関係者は「中国はロシアに半導体を輸出する準備をしている疑念がある」と指摘している。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、医療機器関連の下げが目立つ。医療サービスの通策医療(600763/SH)が5.0%安、医療器械の山東新華医療器械(600587/SH)が3.5%安で取引を終えた。


酒造株ももさえない。金種子酒業(600199/SH)が9.0%、重慶ビールが(600132/SH)が6.1%ずつ下落した。セラミック、電器、プラスチック、ガラス株なども売られた。


半面、紡織株が高い。大手毛織物メーカーの上海三毛企業(600689/SH)がストップ高、繊維メーカーの福建鳳竹紡織科技(600493/SH)が8.1%高で引けた。農業水産、印刷包装、不動産も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.08ポイント(0.39%)安の276.43ポイント、深センB株指数が5.86ポイント(0.56%)安の1042.25ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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